第12章 ☆消・失・月・戸
―――教室―――
弦太郎「あぁ~…」
みんな教室に集まった
聞き込みしたけど情報はなくて…
ガラッ
JK「ダメだ!トラックの目撃者は…見つかんなかったッス…」
美羽「友子、廃品業者のリストアップは?」
友子「検索…引っかかんなかった…」
ジリリ、ジリリ、ジリリ
賢吾のバックが鳴った
賢吾《ロッカーは見つかったか!?》
美羽「ごめん…まだ…。ねぇ、何でゲートはあのロッカーなの?」
賢吾《はぁ…去年の誕生日…俺は送り人不明のプレゼントをもらった…。一人きりになりたい時は…いつもあの廃部室だ。そこで俺は包みを開けた》
―――――
―――1年前・夏―――
賢吾《何だこれは…》
包みの中はアストロスイッチが
賢吾は入っていた手紙を読んだ
賢吾《そのスイッチが新たなる扉を開く。自分の運命を知りたまえ。パスワードは…「FOURZE」…?その運命をつかむかどうかは君次第だ。差出人はなしか…どういう意味だ…?》
カチッ…
賢吾はスイッチを押した
しかし外に人の影が
急いでスイッチをロッカーに放り投げた
ガチャッ
ユウキ《あ!ねぇ君、歌星博士の息子さんだよね!?地球界文明の研究で有名なんだよねー!話聞かせてもらっていいかな!?ね?…え…?》
ロッカーの隙間から光が
ユウキ《何これ…》
ユウキがロッカーを開けた
ロッカーはどこかに通じていてユウキはどんどん進んでいく
賢吾《おい待て!》
ユウキ《うーわー!何これー!すごいなぁー…》
ウィーン…
賢吾《何だ…ここは…》
賢吾は足を踏み入れた
賢吾《うわぁぁぁぁぁ!!》
ユウキ《賢吾くん!!うわぁぁぁぁぁ!!》
そこは無重力の世界
ユウキ《!!賢吾くん…あれ…!!》
ユウキの指差す方を見た
そこには地球があった