第7章 ☆電・撃・一・途
『ん…』
目が覚めるとラビットハッチにいた
賢吾「…!」
『賢吾くん…』
ユウキ「よかったぁ…」
美羽「は目を覚ましたのね」
『…は…?』
隣を見ると弦太郎が寝ていた
『弦太郎くん!?ケガしてる…!』
弦太郎は少し目を開けた
弦太郎「ここは…天国か…」
ユウキ「ラビットハッチよ」
弦太郎「え…?」
ユウキ「誰だかわからないけど、弦ちゃん倒れてるって連絡くれて、で、ここに運んだの」
賢吾「エレキスイッチをなくしたのならなくしたと…なぜ早く言わなかった」
弦太郎「…………」
賢吾「わかっていれば…ユニコーンとの戦いに対策は立てられたんだ!」
弦太郎「すまない賢吾…」
賢吾「名前は呼ぶな!!しかも…JKに盗まれるなんて…!!君は本当に大バカだ!!」
弦太郎「なぜそれを…」
賢吾「ユニコーンが現れるかもしれないから監視させていた」
弦太郎「…………」
弦太郎は立ち上がってどこかに向かおうとした
ユウキ「どこ行くの!?」
弦太郎「JKがユニコーンに捕まった!」
美羽「助けに行くつもり!?」
弦太郎「あぁ…」
賢吾「いい加減にしろ!!騙されてケガまでして…今度は騙したヤツを助けに行くと言う…!!俺は…!!いつまでそんな愚かな男にフォーゼを預けなければいけないんだ!!」
賢吾は弦太郎をつき倒した
ユウキ「賢吾く…!!」
駆け寄ろうとするユウキを美羽が止めた
弦太郎「賢吾…今度の件は…謝っても謝り足りねぇ…。でも俺は行く…!あんなヤツだからこそ…助けに行かなきゃならねぇ…!」
賢吾「助けても変わらないぞ…?ああいう男は何にも変わらない!!」
弦太郎「それならそれでも構わねぇ!!」
弦太郎はラビットハッチを出ようとした
ユウキ「ちょっと待って弦ちゃん!JKなら工場跡だよ。バガミールからの情報、これ」
ユウキは弦太郎に地図を渡した
弦太郎「すまねぇ…!」
弦太郎はラビットハッチから出て行った
も自然に足が動いていた
ユウキ「!?」
美羽「待ちなさい!!」