第2章 ☆青・春・変・身
机の上に出されたのは賢吾の名前が書かれた手紙だった
『(また告白されたんだ…)』
弦太郎「あぁ、おせっかいだ。友達だからな」
賢吾「君と友人になった覚えはないが」
弦太郎「今からなるんだ。お前が気に食わない。女の手紙を捨てるなんて許せねぇ。だからダチになる」
賢吾「非論理的な発言だ」
弦太郎「いいや、筋は通ってる。お前のような気に入らねぇヤツとダチになれなきゃ…とてもこの学校の連中全員とは友達になれねぇからな!」
賢吾「俺と君が友達になる確率は…0だ」
賢吾は教室を出て行こうとしてドアに向かった
弦太郎「おい!ちょっと待て!」
園田「歌星君!!また勝手に…」
賢吾「すいません。保健室です」
賢吾は教室を出て行った
弦太郎「だったらなってやろうじゃんか…。意地でもな」
賢吾は行ってしまった
弦太郎は席について振り返った
弦太郎「よろしくな!」
『ん?うん!よろしく♪』
弦太郎「お前、名前は?」
ザワッ!!!
弦太郎「?」
「あいつ姫に話かけてんぞ…!」
「来たばっかりでまだ知らないんだよ!」
『…だよ!』
弦太郎「?」
『うん。。よろしく如月君』
弦太郎「弦太郎でいいぜ!!よろしくな!!」
ザワッ!!!!
「あいつ呼び捨てに…!!」
「あいつ~…!」
周りの声を気にせず、ちゃんと私を私として見てくれている
『うん!』
ユウキと賢吾くん以外にそんな人いなかったから嬉しいな…