第2章 ☆青・春・変・身
「あははははは…」
「おはよー!」
いつもと変わらない風景
生徒達は賑やかに学校へ向かう
『ふぁ…眠い…』
「おはようございます!!姫!!」
『お…おはよ…』
「やった!!話せた!!」
「いーなー!!」
『……姫じゃないんだけどなぁ…』
耳にイヤホンをはめて学園に向かう
――――――――――――――――
キーンコーンカーンコーン…
『はぁ…』
ユウキ「あ!!おはよう!!」
『おはよーユウキ』
ユウキ「もー!!元気ないなぁ」
『そうかな??いつも通りだよ?』
ユウキの机の上には本がいっぱい
全部宇宙についての本ばかり
おもしろいのかな
ガラガラガラガラ…
「おはよー♪」
園田先生が笑顔で教室に入ってきた
園田「夏休み楽しかった?」
「「「楽しかったー!」」」
園田「はい!今日はこの2年B組に新しいクラスメイトが増えます」
「「「おぉー…」」」
そして教室に入ってきたのは…
ずぶ濡れの…ヤンキー?
ヤンキーはチョークを持って、黒板に名前を書き始めた
「如月弦太郎だ!俺の夢は、この学校の連中全員と友達になることだ!!よろしくな!」
『如月くんかぁ…』
弦太郎「よろしく!!みんなよろしくな!!」
如月弦太郎はクラスメイト達にあいさつして席に着いた
弦太郎「……ユウキ!?」
ユウキ「弦ちゃん!!」
弦太郎「久しぶりだな!!小学校以来か!」
ユウキ「そうだね!!小学校3年以来!」
弦太郎「相変わらず夢は宇宙飛行士か!!」
ユウキ「うん!!弦ちゃんは友達100人できた?」
弦太郎「今じゃ1000人だ!」
ユウキ「嘘!!」
「そろそろいいかな?如月君も席に着いて!」
弦太郎「あー…ちょっと待って」
如月は胸ポケットから紙を出した
バンッ
弦太郎「歌星賢吾様。お前宛てだよな」