第49章 ☆親・友・別・離
賢吾「ゾディアーツスイッチの開発に成功した我望は…彼を支持する…江本州輝に…歌星とコアスイッチの排除を命じた。だが…彼らは知らなかった。その襲撃の全日、コアスイッチからコアチャイルドが誕生していたことを。歌星緑郎はそのコアチャイルドを…賢吾と名付けた」
友子「それが…賢吾さん…!?」
賢吾「改心した江本は…月面から俺を回収し、親戚…と呼ばれる家に預けた。歌星緑郎の子供としてね…」
大杉「あああ…もうキャパオーバー…!もうわけわかんないし…!気分も悪くなってきた…!」
賢吾「俺は出発の準備だ」
弦太郎「ちょっと待てよ!…出発…?」
賢吾「プレゼンターが求めているのは知的生命体のサンプルだ。コアチャイルドが他の惑星で接触した、知的生命体の形を真似、その文明を吸収し、プレゼンターの母星に戻る」
ユウキ「それって…!宇宙に行っちゃうってこと…!?もう二度と会えないの…!?」
賢吾「…あぁ。そうだ。それが俺の役目だったんだ…。そんなに驚くことじゃない」
賢吾はラビットハッチから出ようと扉へ向かった
弦太郎「おい待てよ!」
キィン――
弦太郎は賢吾に触れられない
そしてそのまま賢吾はラビットハッチから出ていった
『早く追いかけないと…』
弦太郎「え…?」
『あんなの嘘だよ!!』
は賢吾を追いかけようとしたが
弦太郎「!!」
弦太郎はの腕を掴んだ
『どうして!?賢吾くん…泣いてた…』
ユウキ「泣いてた…?」
『賢吾くんの心の声が…聞こえたの…離れたくないって…みんなと一緒にいたい…って…そう聞こえた…!無理してるだけなんだよ…!!本当は…悲しくて…寂しくて…でも…みんなに心配かけたくないから…あんな…』
ユウキ「…」
弦太郎「…わかった。俺が行く。だからはここにいろ」
『弦太郎くん…』
弦太郎「賢吾は俺に任せろ。お前はここで休んでろ」
『…うん…』
弦太郎とユウキは賢吾の後を追った