第5章 ☆変・幻・暗・躍
賢吾「これは酷いな…」
『よい…しょ…っ』
は立ち上がり、美羽の腕を肩にかけた
賢吾「!!無理をするな…!!」
『いいから早く美羽さんを!!早く…!!』
賢吾「…」
『あたしは…大丈夫…だから…っ』
ガクンッ
賢吾「ほら見ろ。何が大丈夫だ」
『平気ったら平気!!いいから早く美羽さんを運ぶのっ!!』
賢吾「。右腕を見せろ」
『…!!』
グイッ
『やっ…!!』
賢吾「これは…!!」
ゾディアーツの攻撃が当たった場所だった
賢吾「お前…!」
『これくらい何でもない…!!美羽さんはクイーンフェスに出なくちゃいけないの…!』
賢吾「もう少し…自分を大切にしたらどうだ」
『……。早く運ぼ』
賢吾の質問には答えずに美羽を病院で運んだ
美羽は病室に運ばれ、賢吾達もそっちに向かった
はまだ診察の途中
「これは酷い…」
『…………』
「この傷は…大きな痕が残ってしまうかもしれません」
『はい…』
「とりあえず…薬を塗って、包帯を巻きます。お薬も出しますので、今日は帰っても大丈夫ですよ」
『ありがとうございました』
診察室から出るとみんながいた
『みんな…』
弦太郎「大丈夫だったか?」
『あ…全然平気!!しばらくすれば治るって!』
弦太郎「そうか…!!よかった!!」
賢吾「今日は遅いし、もう帰ろう。如月はユウキと帰れ。俺はと帰る」
弦太郎「おう!!じゃあな!」
ユウキ「ばいばーい!」
『また明日ー!!』
弦太郎とユウキは帰って行った
『じゃあ私達も帰ろうか!!』
賢吾「俺に嘘は通じないぞ」
『…え…?』
賢吾「その右腕…」
『ホントに大丈夫だよ…?』
賢吾「診察室から出てきたお前の顔…悲しそうだった」
『…………』
賢吾「痕が残るとか言われたのか」
『賢吾くんってエスパー?すごいね』
賢吾「話を反らすな」
『うん…言われた…けっこう目立つから…ちょっとあーあって思っただけ』
賢吾「すまない…俺が守れたら…」
『賢吾くんのせいじゃないでしょ?あたしは平気!!』
ギュッ…
『!!』
賢吾「に怪我をさせるとは…許せないな」
『賢吾くん…』
賢吾「絶対に捕まえる」