第46章 ☆星・運・儀・式
弦太郎《危ねぇぞ!今からリミットブレイクで…!》
賢吾「やめろ如月!!」
弦太郎《え…!?》
美羽「どうしたのよ二人とも」
賢吾「それは本物のユウキかもしれない」
「「「「!!」」」」
『かもじゃない…本物だよ!!!』
弦太郎《え…?》
フォーゼはユウキを見た
ユウキ「え…?違う違う違う違う!」
『そっちが偽者よ!!』
賢吾「もうすでにここまで立場が逆転していたんだ」
ユウキ「え~!?」
JK「え…?」
ユウキ「ピンポーン!さっすが賢吾に…頭いい~…!今から私に乗り換えた方がいいよ?」
賢吾「君になど興味がない!」
偽ユウキ「あっちは…あははっ!!いなくなるから!!あはははっ!!」
『本物のユウキを返して!!』
偽ユウキ「あっそう!!」
偽ユウキは落ちていたスイッチを拾った
偽ユウキ「あなたたちに前のユウキを始末させるのも…おもしろそうだと思ったんだけどねぇ…」
ユウキ「く…っ!」
偽ユウキはスイッチを押した
偽ユウキ《でもいいわ…後10時間…もう打つ手無しよねぇ…?》
弦太郎《んだと…!!》
偽ユウキ《あははははっ!!》
ジェミニは消えた
『ユウキ…!?』
近くにいたユウキが消えている
『ユウキ!?』
賢吾「!如月!見てくれ!」
賢吾はパソコンを開いた
レオ《いよいよ偉大なるサジタリウス様が、ジェミニ誕生の儀式を行われる。お前はその生け贄だ…》
賢吾「ジェミニ誕生の儀式…」
レオ、リブラ、本物のユウキは消えた
『ユウキが消されるってこと…?』
JK「どうするんスか…?どうすりゃ止められるんスか!?」
弦太郎「…!!…そうだ…そうだここだ!!ユウキとの約束!思い出した!!」
弦太郎が幼い頃にユウキと交わした約束
ユウキが聞こえたという星の声を一緒に聞こうとした弦太郎
弦太郎「でも結局…俺には星の声は聞こえなかった」
JK「で…約束って何だったんですか?」
弦太郎「俺が転校する時、ユウキは俺に思い出を詰めた金の小箱をくれたんだ。あの中に約束のものが入ってる。あれさえあれば!!ユウキを元気にしてやれる…!」
賢吾「どこにあるんだ!その小箱は!」
弦太郎「…俺ん家だ!!」
賢吾「俺も行く!」
弦太郎と賢吾は小箱を探しに、弦太郎宅に向かった