第40章 ☆学・園・法・度
―――ラビットハッチ―――
友子「大丈夫…??」
『うん…』
賢吾「そんなに激しい頭痛は珍しいな。本当に大丈夫か?」
『うん…。でも…ゾディアーツの気配はしないし…あと少しで…記憶が…』
賢吾「思い出したのか!?」
『…白い翼と…赤い目…』
賢吾「白い翼に…赤い目…?」
ウィーン…
大杉「いやー、俺は嬉しいよ!」
ラビットハッチに入ってきたのは大杉先生と黒髪の男子生徒
『誰…?』
「うぇ~!!姫~!!」
『その声…JK!?』
JK「そうッス…」
『え…じゃあ…』
ユウキ「弦ちゃん!?」
弦太郎「おう…」
弦太郎たちはユウキたちに杉浦のことを話した
勝負に負けたこと、杉浦がタウラスゾディアーツだということ
大杉「それにしてもいいなぁ~…」
大杉は弦太郎の頭を撫でる
ユウキ「えぇ…!冴えないですよぉ…!」
大杉「可愛いのに…」
JKは完全に恥ずかしいらしく、布にくるまっている
ウィーン…
美羽「何なの!?あの気味悪いパトロール隊は!!」
弦太郎「おぉ!隼、美羽!」
隼「って…誰だ君は」
美羽「やけに馴れ馴れしいわね」
弦太郎「何言ってんだよ!俺だよ俺!!」
隼「まさか…弦太郎か!?」
美羽「oops!!!?…嘘でしょ」
大杉「いやぁ、俺は嬉しいよ。如月がこんなふうになるのを何度夢見たことか!」
流星「JK、そろそろ情報収集に行ったらどうだ?」
JK「何言ってんスか!こんなんじゃ恥ずかし過ぎて情報収集にも行けないッスよ!」
美羽「JK…!?あなたJKなの!?」
JK「うぅ~!!!!」
JKは恥ずかし過ぎて布を被った
流星「全てはゾディアーツの洗脳能力のせいだ。学園法度に逆らった生徒は皆…問答無用で自由と個性を奪われる」
ユウキ「それで弦ちゃんも、学ラン着れなくなっちゃって…リーゼントもダメなんだよね?」
弦太郎「あぁ。こんなんじゃ気合い不足で…宇宙~…!こねぇ~…!…一刻も早く杉浦からスイッチを取り上げねぇと…!!」
友子「でもどうやって…?」
JK「奴には一切歯向かえないんスよ~?」
「「「「………………」」」」