第37章 ☆本・気・伝・歌
―――夜―――
JKの公開ライブが始まった
弦太郎と連絡は出来るが居場所が不明
は弦太郎が来てくれることを信じて会場に来ていた
会場はすごい熱気に包まれていて、歓喜の叫びが頭に響く
『すごい…ここ…』
オリオン《いるな》
『うん…。山羊座の…ゾディアーツ…カプリコーン…』
会場からはジーンゴッドコールが鳴り響く
『みんな…魂のない人形みたい…』
ギュイーン!!!
ステージにカプリコーンが現れた
『来た…!!』
このライブを…止めなきゃ…!!
ズキッ…!!!
『な…っ!!会場の外にもホロスコープスが…!?』
リブラ《悪いな…邪魔はさせない》
『リブラ…!!』
カプリコーンのギター音がの頭痛を酷くさせる
『う…っ…』
リブラ《ふっ…》
ガッ…!!!
『…っ!!』
リブラはの首を掴んだ
『う…っ…ゲホッ…!』
リブラ《しばらく眠っていてもらおうか…》
『…っ!!』
バンッ…
いきなり会場の照明が消えた
『…?』
会場もザワザワし始める
ある一ヶ所にライトが付いた
そこには
JK「!!…弦太郎さん…」
《貴様…何しに来た…!》
弦太郎「ジーンに会いにきた。ジーンとダチになるためにな!!」
JK「!!」
弦太郎は持っていたギターをセット
弦太郎「さぁ歌え、JK!俺の魂のギターで」
弦太郎はギターを弾き始めた
会場からはブーイングが上がる
《はっはっはっは…!いいだろう…歌えよジーン…。思いっきり客に笑われればお前も覚悟ができるだろ…はっはっはっは…!!》
JK「…この曲…まさか…!!」
弦太郎「そうだJK。俺はジーンの原点を探しに行った。お前の理想の大スター、ジーンを生み出した曲を探しにな」
JK「親父に習ったんすね…?」
弦太郎「あぁ。お前の親父にギター習いながら、俺はビシビシと感じたぜ!!正真正銘のロック魂を!!熱いハートを!!」
JK「熱いハート…」