第35章 ☆天・穴・攻・防
賢吾「京都の上にはザ・ホールがある。1000年前、この都の人間はそれを青龍、白虎、朱雀、玄武、4つのパワーポイントで制御した。都の東西南北4ヶ所に、三角、丸、バツ、四角の石碑を置いて…」
弦太郎《フォーゼと同じだ!》
賢吾「そうだ。父さんの石碑の形をフォーゼのスイッチデザインに取り入れたんだ」
弦太郎《へぇ~!》
賢吾「リブラたちが破壊した石碑…。丸が西の映画村。バツか南の伏見稲荷大社とすれば…」
『四角が北…三角が東だね』
賢吾「石碑が破壊されれば、ザ・ホールは消滅する」
流星「奴らは…天高にコズミックエナジーを集中させるつもりか…?」
弦太郎《そんなことさせてたまるか!!残りの三角と四角は、絶対守るぜ!》
『うん、そうだね!』
流星「」
『ん?』
流星「あの時何があった?」
『あの時…?』
流星「リブラが石碑を破壊した時」
『よく…わかんないんだよね…。いきなり体中の力が抜けて…』
オリオン《それはの中にあったコズミックエナジーが抜き取られたからだ》
『わっ!オリオン!』
賢吾「抜き取られた…?」
オリオン《あの石碑はコズミックエナジーに反応して出てきたものだ。フォーゼとメテオのリミットブレイク、星の姫の力。リミットブレイクにもコズミックエナジーはあるからな》
『…………』
オリオン《あの時で姫のコズミックエナジーは半分以下にまで減っている。完全に無くなったらお前は動けなくなるから気をつけろ》
『動けなく…?』
オリオン《あぁ》
弦太郎「大丈夫だオリオン!俺や流星がいる!!」
オリオン《頼むぞ。こいつを死なせるなよ》
弦太郎「あったり前だ!!」
『…………』