第35章 ☆天・穴・攻・防
弦太郎「何か…優希奈だけおいてけぼりは可哀想な気もするけどな…」
早朝
石碑の破壊を止めるために、優希奈を置いて宿を出た
流星「リブラたちの先回りをするんだ。彼女を危険には巻き込めないよ」
ユウキ「うん…って雨だよぉー!!」
「「「『しー!!!』」」」
ユウキ「あ…!ごめーん…!」
賢吾「じゃあ俺と朔田とは東を」
賢吾たちは東へ向かった
―――――
賢吾「総本山知恩院か…。石碑はこの辺のはずだが…」
流星「焦るな賢吾。お前の計算を信じろ」
『そうだよ』
賢吾「あぁ…。賢吾か…歌星くんだったのに…。ずいぶん変わったな朔田。それが本来の君か」
あれから流星はみんなのことを名前で呼んでいた
流星「あぁ。もう余計な芝居をしなくて済む。これからは、ゾディアーツとの戦いに専念できる。二郎のような人間を二度と出さないようにするためにな」
賢吾「…あのタチバナさんと言う人は…何のためにゾディアーツと戦ってるのかな」
流星「その詮索はするなと言われた。ただ、人類の自由を愛する者だと思ってくれと…」
『自由を…愛する…』
賢吾「そうか。今はその言葉を信じるしかないな…。じゃ、俺は上を」
流星「俺はこっちを」
『じゃあ私はこっちに行くね』
3人はバラバラに進んだ
ズキッ…!
『!!』
ゾディアーツの気配
それは賢吾の方からだった
『賢吾くん…!!』
急いで戻る
すると前にはレオゾディアーツの姿が
『オリオン!盾座!』
賢吾「…!」
『もう来てたなんて…!』
ドォン!
流星《ここは任せろ》
メテオに変身した流星が現れた
賢吾「わかった!」
『無茶しないでね…!』
賢吾とは先に進んだ
ズキッ!!!
『いたっ…!』
脳裏に浮かぶ紅い目
『誰…!?』
痛みは一瞬で無くなり、普通に戻った
『何だったの…?』
ビリッ
『…っ!』
体に電流が走った
が探しているところには石碑は見つからず、場所を移動した
『こっちって…賢吾くんが探してた方だよね…』
が探し回っていると…
『あ…!!』
壊れている石碑が
賢吾「!」
『賢吾くん…流星くん…』
流星「遅かったか…」
『うん…』