第34章 ☆京・都・騒・乱
弦太郎「って優希奈じゃん」
優希奈「そう!同じ班だから…よろしくね?」
弦太郎「よろしく!」
ユウキ「あれ?おかしいな?班分けは私たちの5人だったはずだけど…」
大杉「おぉ、高村がどうしてもお前らの班に入りたいっていうから…よろしく頼むぞ」
ユウキ「あぁいや…でも…でも~…!!」
ユウキは大杉に机の下にとジェスチャーした
ユウキ「一緒にいて、私たち仮面ライダー部の秘密がバレたら…」
大杉「バカ。修学旅行だぞ。学校荒らす怪物が京都まで来るわけないだろ…!」
優希奈「修学旅行は高校生活最大のイベント!!いい思い出作ろー!!」
弦太郎「いいノリじゃねぇか!!お前とはいいダチになれそうだぜ!!優希奈!!」
優希奈「えー!それいい!!」
弦太郎「え?」
流星「(あれ…この子ひょっとしたら…)」
優希奈「あたし、そういうのじゃないっ」
弦太郎「…?」
『(優希奈ちゃんって…弦太郎くんのこと…)』
―――京都―――
弦太郎「京都…キターーー!!」
ユウキ「はやぶさくん、京都だよー!」
優希奈「あー…やっぱり弦太郎くんかっこいいなぁ~…」
ユウキ「えっ?」
賢吾「じゃ、俺は」
弦太郎「おい…」
大杉「おぉ歌星、どこ行くんだよ。ここに保健室はないぞ」
賢吾「ちょっと行きたいところが。後で合流します」
賢吾はそう言って1人離れた
大杉「またそうやって行動の和を乱す!大体お前たちはな、1人の寂しさを知らん!俺なんか中高ずーっと…小学も1人だった…!」
優希奈「さっ!行こう弦太郎くん!」
優希奈は弦太郎の腕を掴み、走り出した
ユウキ「ちょっと待って!!」
『私たちも行こう!』
流星「うん」