第34章 ☆京・都・騒・乱
ユウキ「あー!舞妓さんだー!流星くん、写真撮って撮ってー!」
『京都って初めて来た…風情があっていいところ…』
弦太郎「だな!」
『うん!』
弦太郎「ここなら力も使わなくていいからな。ゆっくり休め!」
『うん』
優希奈「弦太郎!これあたしが作った旅のしおり!」
弦太郎「おぉー!修学旅行っぽいな!」
優希奈「せっかくじゃない?ガンガン楽しまないと!まずは、最初の目的地!伏見稲荷よ!!」
ユウキ「おー!じゃあここで~…じゃーん!私も歌本作ってきましたー!ほら見て見て見てー!!よっ!」
ユウキはページを開いた
流星「これ全部ユウキくんのオリジナル?」
ユウキ「もちろん!うるさい会長がいないからね。今こそ、城島部長の力を発揮する時!」
―――伏見稲荷―――
ユウキ「1000年続いた京都くん~♪」
ユウキは歌いながら先頭をきって歩く
優希奈「ねぇ!弦太郎くんは…好きな人とかいるの…?」
流星「!!」
『あれ?流星くん?』
いきなり消えた流星
弦太郎「いるよ」
優希奈「誰!?」
弦太郎「今まで友達になった奴、今友達になってる奴。そんで、これから友達になる奴」
優希奈「えっ!?それじゃ人類全員じゃん!そうじゃなくって、ほら彼女とかいないの…?」
弦太郎「ん~…いないよ」
優希奈「そっか…!じゃあ…!!」
流星「おーっとっと。おう弦太郎、伏見稲荷名物、ウズラの焼き鳥だ」
弦太郎「おぉ~!サンキュー流星!」
そして本堂に着いた
伏見稲荷の鳥居を歩いている
弦太郎「おぉ~!!鳥居がいっぱいだー!!すげぇな!」
ユウキ「千本鳥居って言うんだよ」
弦太郎「へぇ~!」
優希奈「弦太郎~!!!縁結びの御守り~…!!」
流星「(まきびし…!!)」
流星は後ろから走ってきた優希奈の足元にまきびしを撒いた
優希奈「いたたたたたっ!!」
『……………』
優希奈「弦太郎~!!絵馬に2人で願い事書こうよ…!!」
流星は優希奈を肩車
『(よくやるなぁ…)』
鳥居の前で優希奈と弦太郎が写真を撮ろうとしていたが、またまた流星が阻止
ユウキ・弦太郎「おぉ~…」
ユウキ「流星くん何か雰囲気変わったね」
流星「弦太郎は俺が守る」
弦太郎「えっ?」
流星「お前には返しても返しきれない借りがあるからなぁ」