第4章 ☆女・王・選・挙
「姫!!写真撮ってください!!」
『しゃ…写真…!?い、いいですけど…』
「やったー!!」
なぜか写真を撮るハメに…
「私、絶対に様に投票しますね!!」
「俺も!!」
『あ、ありがとう…』
弦太郎「なんだありゃ…」
ユウキ「あぁ、クイーンフェスね!」
弦太郎「クイーンフェス?」
ユウキ「そ。うちの学校の伝統行事の一つで、年に一度、生徒全員の投票で天ノ川学園高校1番の女子生徒を決めるの。第一次審査ではパフォーマンスを披露して、第二次審査ではスピーチ。2つの得点で一位が決定する。まぁ、とは言っても、今年はか風城先輩に決まってんだけどね!」
弦太郎「そっかぁ…この学校はいろいろやってんだなぁ…」
「あ!!美羽様!!」
「きゃー!!」
『ふぇ…?』
向かいの廊下から美羽さんが歩いてきた
『あ!美羽さん!』
美羽「あら、じゃない。今年も参加するんでしょ?クイーンフェス」
『あ、まぁ…』
美羽「あら、参加しないなんて認めないわよ?あなたは私の唯一のライバルなんだから」
『そんな…//ありがとうございます!』
「美羽様と様のツーショット!!」
「これ受け取ってください!!」
美羽はそれを受けとることはなかった
周りにいるサイドキックスが代わりに受け取った
美羽「じゃあね!楽しみにしてるわ」
に手を振るとまた廊下を歩いて行った
『あれ…?』
でも目の前には弦太郎くんが
美羽は立ち止まった
弦太郎「あんたのプレゼントだろ。ちゃんと自分の手で受けとれよ」
美羽「あら。あたしに意見する気?」
珠恵「そうよ。トラッシュごときがおこがましいわね」
弦太郎「トラッシュじゃねえ。俺は如月弦太郎。この学園の連中全員と友達になる男だ!!」
「「「「あはははははは…」」」」
珠恵「何言ってんの!?」
ジュン「あり得なーい」
弦太郎「そうかな。不可能を可能にするのがこの俺だ。あんたともすぐ友達になる」
美羽を指差した