第27章 ☆有・終・輪・舞
―――教室―――
ユウキ「どうしようどうしよう!美羽先輩と隼先輩が超ギクシャクしてるよぉ~!こういう時は部長的に何をすればいいの~!?ん~!」
『ユウキ、落ち着いて?』
賢吾「そうだ。それは彼らの問題だ。ライダー部の活動は、2人がいなくても大丈夫そうだし…コーマゾディアーツに備えて…調査を再開しよう」
弦太郎「大丈夫なもんか!!美羽や隼がいなくて…何が仮面ライダー部だ!!」
ユウキ「あぁっ!弦ちゃん!!」
弦太郎は教室を飛び出した
ユウキ「みんな寂しいのは同じなのに…」
『そうだね…』
は泣きそうなユウキを抱き締めた
流星「(如月の言う通りだ…。大丈夫じゃない)」
友子「大変大変!!律子さんたち…卒業式出ないって…!!」
―――――
ユウキたちは急いで律子たちの元に駆けつけた
そこには生徒たちが溢れていて、律子たちが囲まれている
ユウキ「えぇぇ~!?何これ!ちょ、ちょっと!ストップストップ!」
友子「原因は…あれ…」
友子は掲示板を指差した
そこには天高新聞が
そして新聞には、過去のゾディアーツのことが書いてあった
『…!!』
は新聞を破いた
「あー!」
弥生「何すんのよ!!あたしの高校生活最後の大スクープを!!」
『こんなのデタラメよ!!怪物は…律子さんたちとは関係ない!!!』
「「「「………………」」」」
弥生「天高を愛し…その魅力を隅々まで伝え続けて3年間…この徳田弥生の新聞と、あなたたちみたいなはぐれ物の言うことの…みーんなどちらを信じるかしら」
「「「そーだよ!!」」」
弥生「彼女たちのせいで卒業式も延期になるわねぇ?」
『なら証拠はあるの…?』
弥生「え…?」
『律子さんたちが怪物になった写真でも撮ったの…!?はぐれ物で結構…姫なんて呼ばれなくたっていい…!…でも…卒業式前に…こんなことしないでよ…』
は泣きながらその場を去ってしまった
流星「さん!」
『……恥ずかしいこと言っちゃった』
流星「そんなことないよ」
『でも…これでわかった』
流星「何が…?」
『コーマゾディアーツの正体…』
流星「コーマの…?」