第22章 ☆進・路・誤・導
宇津木「あ…いえ。何でもないです」
速水「こちらが2年B組の問題児たちです。特にこの4人」
弦太郎「えぇっ!!俺たちのどこが問題児なんすか!!」
速水「そういう態度も含めてね…。君が交換編入生の朔田くんか。どうですか?天ノ川学園は」
流星「面白いですね。毎日が刺激的です」
速水「それはよかった。天高生活を有意義なものにしてください」
流星「………………」
速水は宇津木に会釈して、自室へ戻っていった
大杉「うぅっ…うっ…慰めてください~…宇津木先生~…」
大杉は宇津木の肩に触れた
宇津木「!!!」
宇津木は手に持っていた荷物を全部落として、大杉の頭に寸止めで蹴りを入れた
弦太郎「すっげぇ…」
大杉は腰を抜かしてしまった
宇津木「あ…ごめんなさい…。後ろから変な声出すから…驚いて…」
弦太郎「先生!!すげぇキックだな!!なんかやってんのか!?」
宇津木「君には関係ない」
宇津木は荷物を拾って教室に入った
今日は進路指導日
弦太郎、賢吾、ユウキ、は進路指導を受けていた
流星は交換編入生だから無し
宇津木「さん…。将来の進路は…未定…」
『はい…』
宇津木「決まってないの?」
『はい…すみません…』
宇津木「時間はあるんだから、ゆっくり決めればいいわ。はい、次」
『えっ…終わりですか…?』
宇津木「えぇ」
終わっちゃった…
―――ラビットハッチ―――
早く終わってしまったのでラビットハッチに向かった
モニターにはゾディアーツの姿が映っていた
『すぐに行きます!!』
美羽「あっ、!」