第17章 ☆正・邪・葛・藤
賢吾「おい如月。どこ行くんだ?」
弦太郎「思い付いたことがあるんだ。よっと」
弦太郎は25番のスイッチを賢吾に投げた
弦太郎「こいつ、借りてくぜ」
弦太郎はフラシェキーを持ってどこかに行った
美羽「で、は何してるの?」
『ちょっと探し物を…』
美羽「何を探してるの?」
『…ヘアピンです』
JK「ヘアピン?」
『お母さんからもらったヘアピンなんです。ちゃんと箱に入れといたのに…』
美羽「あぁ、バガミールたちが遊んでたわね」
『えぇっ!?』
JK「まさかそれって…これッスか?」
『あぁー!!私のヘアピン!!』
JK「姫のだったんスか。落ちてたんで拾っといたんス」
『ありがとうJK!!これで戦える…!』
JK「え?戦える?」
『あ、な、何でもない!!』
よかった…見つかって…
ヘアピンを髪につけた
がユウキの元に向かおうとしたその時、ラビットハッチに緊急装置が鳴り響いた
『!!』
賢吾「どうした!!何かあったのか!?如月!!」
美羽「賢吾くん、隼と一緒に現地に向かって」
賢吾「わかった」
『私も行く!』
賢吾「はクリスマス会が…」
『大丈夫、ユウキがきっと…』
賢吾「…わかった」
―――――
『弦太郎くーん!!』
賢吾「如月…!!」
賢吾が弦太郎を見つけた
『弦太郎くん!?』
隼「ダメだ…石にされてる…!」
『弦太郎くん…!!』
が弦太郎に触れた
その瞬間、弦太郎の手が賢吾の手を掴んだ
賢吾「!!」
《戻せる…》
『え…?』
《これくらいなら…治せる…》
『ホント!?』
隼「?」
『どうすればいいの?』
《強く願って…俺の…名前を呼んで…?》
『お願い…弦太郎くんを元に戻して…オリオン…!』
その瞬間、弦太郎の体が光だした
『わっ!』
賢吾「何だ!?如月の体が…!」
『オリオン…』
弦太郎の石化はみるみるうちに解けていった
弦太郎「賢吾、隼、…俺…」
賢吾「なぜ…」
弦太郎「光が見えた…」
隼「光…?」
『あっ!!私そろそろ行かないと…!』
賢吾「あ、あぁ、気を付けろよ」
『うん!』