第17章 ☆正・邪・葛・藤
―――ラビットハッチ―――
ユウキ「どうなっちゃうんだろ…幼稚園のクリスマス会…」
隼「まぁ…無理だな…」
美羽「敵は野放し、弦太郎もこれだしね~…」
美羽は小さいハンマーで弦太郎の左腕を叩いた
弦太郎「何も感じねぇ…!全然動かねぇし…!」
賢吾「その石化はペルセウスを倒さなければ解けない。生徒たちも…それに…ラストワン状態を放置すると…」
美羽「放置すると…どうなるの?」
賢吾「スイッチをオフできなくなり、精神が肉体に戻れなくなる。ホロスコープスに進化する可能性も…」
「「「…!」」」
賢吾「一刻も早く見つけ出して止めなければ…」
ユウキ「クリスマス会は…やっぱ…ダメだよね…?阿部くんも落ち込んでたし…」
弦太郎「いや!絶対やるべきだ!!」
ユウキ「えっ…!?」
「「「えっ!?」」」
美羽「oops!?」
弦太郎「こういう時だからこそ、折れちゃいけねぇ!!」
ユウキ「弦ちゃん…!!」
弦太郎「阿部ちゃんとこ行って励ましてこいユウキ!お前の元気、分けてやれ!!」
ユウキ「うんっ!……あ…みんな…いい?」
美羽「許可するわ、ユウキ。それも立派なライダー部の活動よ」
みんなも賛成なようだ
ユウキ「ありがとう…!!城島ユウキ、歌ってきます!!行くよ!!」
『あ…ごめんユウキ、私探し物が…。でも絶対行くから!!』
ユウキ「うん!わかった!阿部くんにも言っておくね!!」
『うん!お願い』
ユウキ「僕の名前ははやぶさくぅーん!!」
隼「とは言え…どうする歌星。弦太郎がこんなんじゃ左手のスイッチは使えないぞ」
賢吾「ロケットとドリルがもう少しで回復する。それと、25番までの組み合わせの中から、ペルセウスの打倒策を練ろう」
弦太郎「25番できてんのか!」
弦太郎はフォーゼに変身し、25番スイッチを試した
弦太郎《え!?でっかい筆じゃん!しかもなぜ足に…!》
「「「はぁ!?」」」
友子「あれ…いい…」
「「「!!」」」
弦太郎「さすがにこいつは武器にならねぇか…。イタズラ書きにぐらいしか使えねぇ」
フォーゼは窓に「バカ」と書いた
美羽「これどうすんのよ~…」
弦太郎は変身を解いた