第16章 ☆聖・夜・合・唱
―――中庭―――
阿部「城島くん、さん。何か歌ってみてくれないか?」
『はい』
ユウキ「わかった!僕の名前ははやぶさくぅーん♪はやいけどぶさくはないぜー♪どんと来い来い太陽風~♪どうですか!?みんな、この小惑星探査機、はやぶさの素晴らしさを伝えるはやぶさ君ソングは!!これを合唱曲に加えましょう!!」
『(やっぱり歌ったかぁー…)』
「「「……………」」」
阿部「さんは?」
『あ、はい。では……~♪~♪~♪~』
はソプラノのバラードを歌った
「「「おぉー…!!!!」」」
ユウキ「さっすが!!」
『そう…//?』
ユウキ「よし!の歌も合唱曲に入れよう!!もちろんはやぶさ君ソングも!!」
弦太郎「どした?」
弦太郎がやってきた
阿部「城島くん…グリークラブの助っ人になる条件としてこの歌を合唱の曲目に加えろって…」
弦太郎「そうか!そうきたかユウキ!!恐るべし!」
「これ…クイーンフェスで度顰蹙だった歌でしょ?」
「何か別の歌謡曲とかじゃダメなんですか?」
ユウキ「ダメです!!宇宙を流行らせるためには、私は手段を選ばないのです!!」
阿部「ふふっ…。仕方ない。ちょっと本気で歌ってみよう。じゃあいつも通り、コーラスで合わせてみようか。さんは…」
『ソプラノでアレンジしてみますね』
阿部「うん。やってみてくれ。よし」
ユウキ「いっせーのーせ」
グリークラブと合唱してみる
すると…意外といい感じ…
弦太郎「おぉー!!なんか合唱っぽい!!」
阿部「案外いいなこれ!!」
「やってみるもんだな!!」
ユウキとは弦太郎と友情の握手をした
阿部「なんだいそれ」
ユウキ「友達の印!」
弦太郎「歌は心の壁を壊す特大ハンマーだ!」
ユウキ「さぁ!みんなも一緒に!」
弦太郎「こうやって、こうして!」
仲間が出来るっていいな…
弦太郎くんと出会わなきゃこんなことなかっただろうな…
『ありがとう…』