第1章 オレ ダケヲ 見テヨ。
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「あ゛ッ、んぅ♡」
「ゆあちゃんの中、ちょーキモチイよ」
「だめ、そ、こ、♡っっああ゛あ♡」
「ダメじゃないでしょー、キモチイくせに
嘘つくんだ。締め付けて離さないじゃん」
あの後、機嫌が悪くなってしまった覚くんに
連れられてきたのはラブホテル。
嫉妬深い彼はああなってしまうと決まって
すぐ私を抱きたがる。
『愛を確かめたいんだよね』
なんて前に言っていた気がする。
そんなことはひとまず置いておく。
「ま、ッて、イく、イ、く…ぅ♡♡♡」
「ダメ」
あ、まただ。
私がイきそうになると決まってすぐに
速度を落として、私の好きなところじゃない
ところに攻めるところを変える。
いい加減、イきたくて身体が震えてきた。
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