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【降谷零】意地悪すぎだよ!降谷さんっ!!~翻弄しすぎの上司~

第6章 気付いてくれ


一方雅を送り届けて現場に着いた降谷は風見と合流していた。

「降谷さん、こちらです」
「状況は、風見」
「今の所動きはありません。問題はないかと…」
「そうか…僕は反対側を見てくる。」

そう言い残して降谷は風見と離れた。反対の裏路地に向かい様子を伺う。

「こちらも問題は無いか…」

そう言いながらも見て回っていた時だった。一瞬にしてに顔つきが変わった。

「…でて来い、隠れていないで…」
「ハハ…さすがだな…」
「…お前は…!」
「覚えてくれているようで。公安警察の降谷さん?」
「忘れるわけないだろう…しかしどうしてお前が…まさか」
「そうさ。あんたに復讐する為さ…!!降谷ぁ!!!」

そう言いながらもナイフを手に向かってくる男…それをふいっとかわしながらも手を取り、グイッと回しこむ。

「前もそうだったな…今度あったらその時は免れ『ドス…ッ!』……ッッ」

降谷の話している最中に背後からもう1人の協力者だろうか…降谷に刃物を刺し立てた。しかし、狙いが甘かったのと気配を察してきわどくも避けた為、急所を外れてはいたものの追う事は出来ずにいた。

「チィ…!風見!聞こえるか…!風見!!」
『はい!降谷さん!』
「裏路地だ!!」

そう言い残して刃物が左腕にに刺さったまま風見を呼び付ける。すぐに走ってきた風見の目の前で追っていた犯人に覆いかぶさったままの降谷を見付けた。

「離れろ!!こいつ!」

そう言いながらも降谷の下になっている者を引きずりだし機動隊に渡す。

「あと、黒のフルフェイス、南の方向に逃走中。1名居る。追え!!」

そう言い残した降谷。それに動く機動隊達。降谷のけがに風見はついていた。

「降谷さん!大丈夫ですか?」
「あぁ、問題…ない。それよりしっかりと見張っていなかっただろう。公安失格だぞ…」
「すみません…」
「…ッツッ!!」
「待っていてください。救急車呼びます!」

そう言いながらも風見は救急車を手配すると時期に来てくれるとの事だった。その後に署に連絡をする。乗り込むときに降谷は風見に言い残した。

「風見…」
「はい?」
「成瀬にはいうなよ?」
「しかし…」
「また泣かれでもしたら…困るからな…」

そう言い残して運ばれていった降谷を見送った後に風見はひと言『…すみません』と呟いて雅の番号をダイヤルした。
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