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【降谷零】意地悪すぎだよ!降谷さんっ!!~翻弄しすぎの上司~

第21章 レフティーの重き代償…


風見は調述書を保存、印刷して後を追う。車に向かう降谷と風見、そして2階上の部屋に向かう雅。行先はそれぞれ別だったが、目指す場所は同じだった。

それぞれインカムを着けて、話し出す。

『成瀬、聞こえるか?』
「はい、どうぞ?」
『何かまた連絡があったら知らせてくれ。』
「ya。」
『それと……』
「はい?」
『馬鹿な事は考えるなよ?』
「バカな事?」
『……以上だ』

そうして一旦保留になる。そのまま東都タワーに向かっていった。

(バカな事って……何よ…)

到着するとすでに何人かの班が着いていた。その中にはもちろんいつも通りのA班も居る。

「降谷さん。お待ちしてました。」
「それで?場所は?」
「成瀬にも伝えましたが…本当に厄介です。」
「そうか…」
『ブ…降谷さん!』
「なんだ?」
『さらに2か所、報告が入ってきました。レインボーブリッジと、ベルツリータワーです。』
「…チィ!」
「どうしました?」
「レインボーブリッジとベルツリータワーにも仕掛けられた。」
「そんな…っ!!」
「風見!聞こえるか!!」
『はい!』
「そのまま東都タワーに来い!僕はレインボーブリッジに向かう!…成瀬!」
『解ってます。3分下さい』
「2分で出せ!」
『…ハァ…了解!』
『ベルツリータワーはどうしますか?!』
「処理班に任せよう…」
『手配できてます。ブリッジ到着あと5分だそうです。ベルツリーは到着まもです。』
「了解。」

そうして少し待つと雅から再度連絡が入る。

『降谷さん?そこからの道だと1キロ先検問張ってます。迂回ルート、転送します。』
「頼む。」
『取りあえず、次の信号、左折してください?』
「…解った。」

そのまま走り、各々持ち場に着いた。

『風見さん、ベルツリーですが、38階のトイレ内です。』
『解った。』
『降谷さん?』
「なんだ!」
『ブリッジ側なんですが…少し厄介です。』
「どこだ!」
『橋の…アーチ部分頂上付近です。』

それを聞いた降谷は一瞬戸惑ったがフッと笑い『了解』と伝えた。到着や報告も早かった為、東都タワーの解除は早くに終わった。

『東都タワー解除終了』

その報告を受けた2人はひとまず安心している。次いで30分後に風見の方も無事に終わった。最後残る所は降谷の場所のみだった。
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