第8章 六人目のマギ シンドリア [完]
シン「此方としては有難い話なんだが…」
ジャー「字の読み書きは出来ますか?」
シン「ジャーファル?」
『うん!出来るよ!計算も結構得意!』
ジャー「ならばとりあえず、私の政務官補佐として置くのはどうでしょうか、シン。」
とりあえず役職をと思ったジャーファルはシンドバットにそう提案する。
シン「なるほどな。政務官の服も作らないと行けないな…」
顎に手を当て考え込むシンドバット。
ジャー「決定ですね。」
にニッコリ笑いかける。
『~~~ッ!!!』
パァァァァッと顔が明るくなり嬉しそうにする。
アラ「良かったね!さん!」
『うん!』
コクコクと頷く。
ジャー「?明日から忙しいですからね?」
キリッとした顔で言うジャーファル。
『はいッ!!!ジャーファル!!』
ハッキリと返事をする
ジャー「よろしい。」
シン「明日からよろしくな?!」
ニッコリ笑いかけるシンドバット。
ジャー「今日は来たばかりですし、傷の事もありますから安静にしていて下さいね?」
そう言うとを下ろす。
『はぁい!』
手を上げ返事をする。
アラ「ボクに王宮を案内させておくよ!」
ひょこっとの前に出て手を差し伸べるアラジン。
『うん!!お願い!』
アラジンの手を取る。
シン「走ったらダメだぞ?傷がまだ完全に塞がってないんだ。」
分かったな?と二人に言い聞かせる。
アラ「分かったよ!おじさん!」
『分かった、シン!』
いってきまーす!と歩き出す二人。
『アラジン!何処に案内してくれるの?』
アラ「とりあえずアリババくんのところに行こう!今なら稽古してる時間かもしれない!!」
ニッコリ笑いかけるアラジン。
『"アリババくん"に会えるのか!?』
嬉しそうに笑う。