第8章 六人目のマギ シンドリア [完]
『着替え終わったよ!』
と扉の前にいたジャーファルに言う。
ジャー「サイズは大丈夫ですか?」
目線を合わせて言うジャーファルに対し扉から完全に身体を出す。
『ピッタリだよ!』
はくるっと1周回る。
ジャー「それはよかった。」
ニッコリ笑い頷くジャーファル。
アラ「凄く似合ってるよ!さん!」
近寄って来て手を握るアラジン。
『アラジンありがとう!……シンドバットは?』
キョロキョロと辺りを見渡すがシンドバットの姿はない。
ジャー「シンもお着替え中です。」
ちょっと待ってくださいね?とひとつの扉に人差し指を指すジャーファル。
『私が血を付けちゃったから…』
ジャー「シンが有無を聞かずにを抱き上げた。あの人の責任なので気にする必要などありません。」
俯くにジャーファルは抱き上げ笑いかける。
『ジャーファル……』
眉を下げジャーファルを見る。
ジャー「笑っていてください。じゃないとシンが驚きますよ?」
アラ「笑っておくれよ!さん!」
二人はに笑いかける。
『ふふっ』
つられて笑らう
シン「おっ!俺がいない間にやけに楽しそうだな!」
笑い合う三人を見て嬉しそうに出てくるシンドバット。
『あ、シンドバット!』
笑顔で手振る
シン「楽しそうだな!!シンドバットは長いだろ?シンで良いぞ!」
近寄りながら話すシンドバット。
『うん!ねぇ、シン!旅してきたけど此処が一番好き!』
大好きよ!と言う。
シン「ッ!!!そうか!そりゃあ嬉しいな!」
くしゃりと笑うシンドバット。
『私、ずっとここにいたい!!ずっとユナンから聞いてたのシンのお話!!!』
ジャーファルの腕の中でシンドバットに話す。
『ジュダルは煌帝国神官みたいなんだ!そうじゃなくてもいいから!ここにいる理由が欲しいの!』
食客じゃなくてもっと力になりたいと言う。
ジャー「ここに永住するマギになるってことですか?」
ジャーファルはに問いかける。
『いけないこと?』
不安げにジャーファルとシンドバットを見る。