第8章 六人目のマギ シンドリア [完]
シン「怪我の様子は?」
「かなり酷いですね…閉じたり開いたりを繰り返してしまったせいで余計に……今は薬を塗ってますが、安静が必要な状態です。」
シン「そうか…は?」
「中に…ちゃん、シンドバット王が呼んでるわ。」
おいでおいで。と手招きする。
『消毒も薬もとても染みたわ!』
痛かった〜!と医務室から出てくる。
「それ程傷に悪い菌がいたということよ!」
視線を合わせて言う女医。
『それは仕方ないのね!我慢できるわ!』
私いい子なのよ?と胸をはる。
シン「ん。そうだな!ところで、…今歳は幾つだ?アラジンより小さいから…」
8歳か~10歳くらいか…とをマジマジと見る!
『ふふん!私のことが気になるのね!教えてあげるわ!!!
歳は8歳。身長125cm体重は内緒よ!趣味はお城散策!弱点は虫よ!』
まだ、聞きたいことはある?と聞く。
シン「今はそれだけ聞けたら充分だよ。ありがとう。」
頭を撫で言うシンドバット。
『なでなでして楽しい?』
こてん、と頭を傾げる。
シン「可愛くてついな…」
ポンポンとしてから頭から手を離す。
ジャー「ここにいましたか…お部屋の準備が出来ました。」
ジャーファルが歩いてくる。
シン「そうか!部屋に案内しよう!」
おいで、と姫抱きにするシンドバット。
『なんで姫抱きにするのよ!』
大人しく居る。
シン「安静にしなきゃ駄目だろ?」
な?と言うシンドバット。
アラ「傷が開いたら大変だよ!」
アラジンはに近寄る。
『そこまで言われたら…仕方ないわね!』
大人しくしておくわ!とシンドバットの胸に留まる。
ジャー「医務室に…何かあったんですか?」
シンあなたの服にも血がついてますし…と言うジャーファル。
シン「の傷が開いてな…治療して貰ってたんだ!」
『煌帝国のマギにやられた傷が開いたのよ!』
ムカつくわッと顔をしかめる。
ジャー「そうでしたか…でしたら着替えも必要ですね。」
ふむ。と考え込む。