第8章 六人目のマギ シンドリア [完]
よろしく。とシンドバットを見上げ近づくと手を差し伸べる。
シン「あぁ、よろしく。」
握手をする二人。
ジャー「では、部屋を用意しますね。」
ジャーファルは部屋を出て行った。
アラ「さん!左腰から血がッ!!!」
アラジンが駆け寄ってくる。
『さっき転んだ時に傷が開いたみたい…でも、大丈夫。』
怪我した時よりそんなに痛くないから。と笑う。
アラ「自分を大事にしておくれよ!」
アラジンはソワソワとしだす。
シン「医者のところへ行こう。ちょっと失礼。」
シンドバットはを姫抱きにすると歩き出す。
『待って!血がつくわよ!!』
パタパタと腕で暴れる。
シン「着替えればいい話さ!暴れないでくれ…傷がもっと開いてしまうよ。」
暴れをものともしないシンドバットはそのまま医務室へ歩いてく。
アラ「さん、暴れないでおくれ!」
アラジンも後ろからついて行った。
____医務室
コンコンッ
「はぁい!」
シン「この子を見て欲しいんだが…」
「あらァ!可愛い子ね?新しい食客さんかな?」
シン「そうなんだ!左腰から血が止まらなくてね…」
「ちょっと見せて貰えるかしら?あら~服が真っ赤ね…」
服をめくらないと駄目ね…と言う女医
シン「俺達は外にいるから終わったら教えてくれ。」
そう言うとアラジンと共に外へ出るシンドバット。
「痛かったでしょう?ちょっと消毒しましょうね…」
ベットにうつ伏せに横にならせるとワンピースを捲る女医
「けっこう大きいわね…傷からしてもだいぶ前の方の傷、塞がったり開いたり繰り返してしまったのね。」
ゆっくり優しく消毒して行く。
『いったいッ!!!』
ピンッと身体を伸ばす。
「この傷薬を塗れば治りも早まるわ…」
塗り薬を塗りガーゼをつけ包帯を巻いていく。
「はい!終わりよ!よく頑張ったわね!暫くは安静にしておくこと!」
服を戻し頭を撫で言う女医
『はぁい。』
ベットに座る。
「シンドバット王!終わりましたよ!」
ガチャと扉を開ける。