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【マギ】短編集 中編集 の予定。

第7章 美しき暗殺者 シンドバット [完]



カタン_____


『ッ!!!』

ピクッと反応する。
起き上がろうとすると…シンドバットの抱きしめる腕が強まる。

を頭まで布団を被せ"信じろ"と耳で囁き自分が起き上がる。

シン「男を部屋に招く趣味はないんだがなぁ?」

シンドバットは男を見やる。


「女を渡せ。命は取らないでおいてやる。」


男はハッキリとシンドバット告げる。


シン「断る…と、言ったら?」


「…………」

無言でチャキッと暗殺具を鳴らす。


シン「そうか……」

シンドバットは近くにあった剣に手をかけた。


その瞬間鎖鎌が飛んでくる。

剣の鞘で弾くシンドバット。


シン「そう慌てるなよ…」

鞘から剣を抜くシンドバット。

「チッ…………」

鎖鎌を両手に持ち構える男、

シン「ジャーファルを突破してくるなんて凄いな。だが、俺には勝てない。我が身に宿れバアル」

シンドバットは、静かに魔装化した。

シン「すぐ、終わらそう…が怖がってしまう。」

チャキッと剣を構えるシンドバット。

「…………」

男が先手を打って走り出す。


シン「雷光(バララーク)」

シンドバットは静かにそう言うと金属器である剣から、雷撃を放つ。


「……ぐふっ」

男は倒れた。


ジャー「シンッ!!!」

バンッとジャーファルが入ってくる


シン「ジャーファル…静かに、が怖がるだろう?」

魔装を解き剣を鞘に戻すシンドバット。


ジャー「すみません、仕留めましたか…」

床に転がる男を見るジャーファル。

シン「いや、大丈夫だ。」

ジャー「敵があんなに来るなんて…今までは一人でやって来ていたんですよね…」

ジャーファルは男を縛りながら言う。

シン「あぁ、もういいぞ!」
布団をめくるシンドバット

そこには手で口を塞ぎ泣いているの姿だった。

シン「怖かったか……」

ベッドの隅に腰掛け頭を撫でるシンドバット。

『シ、ン…がいなくなったらと、思ったからッ……』

口を塞く手を解きが言う。


シン「居なくならないさ…を置いてなんて決して…」


片手を握って片手だ涙を拭うシンドバット



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