第7章 美しき暗殺者 シンドバット [完]
『里の裏切り者には"死"を…それが私の居た里の規則でした。
だから…里を捨てシンドバットに身を委ねだ時私は里の裏切り者となったも同然…狙われるのは承知の上でした。
食事に毒を盛られていても私は毒に耐性があるので死には致しません。
昼夜問わずの襲撃をどうやって皆さんにご迷惑にならないよう過ごすので手一杯でした。』
シンドバットに身を委ねだ時から今夜まで約10日程を語る。
シン「なんで相談してくれなかったんだ…」
膝にいるの頭を撫で言うシンドバット。
『里を裏切ったので命を狙われてるとは言えませんでした。
シンドバット様は毎日お忙しくあられます。』
顔を伏かせ首を横に振る
シン「(の性格を考えるとそうか…)"俺"の部屋にいた下女にすら警戒を強めるほどに神経を張り詰めていたんだな…」
『すみません……』
顔を伏かせたままの
シン「俺だって以外の暗殺者に狙われた事あるんだぞ?あのジャーファルにだぞ?それに俺にだって殺気の流れ位わかるさ…」
ポンポンと頭を撫でるシンドバット。
シン「警備も強化する暗殺者だったジャーファルに任せれば安心して眠れるさ。
、君の食事に毒を居れた犯人も探す。
俺と寝ればさらに安全だ!まあ、少し脱ぎ癖はあるが…許してくれ。」
な?頭から背中を摩るシンドバット。
『はい…有り難き幸せにございます。シンドバット様…』
頬を染めシンドバットを見つめる。
シン「いい加減シンドバット様はやめないか?慣れないんだ…シンと呼んでくれ。」
『えっと…シン様……』
さらに頬を染めシンドバットを見る。
シン「様は取れないか〜。」
ガックリと項垂れるシンドバット。
『え……と、シン?』
肩に手を添え顔を覗き込む。
シン「かっわいいな、ホントにッ!!!」
ガバッと抱きしめる。
『きゃっ!!!』
ギュウギュウ抱きしめるシンドバット。