第7章 美しき暗殺者 シンドバット [完]
あれから時間たちお互い武器を納めると…
ジャー「貴女の出身は、名前は?」
ジャーファルがシンドバットの隣に立つに聞く。
『そなたには教えたくはない。』
フイと顔を背ける
ジャー「な、ッ!!!」
シン「出身はどこなんだ?名前は?」
シンドバットがニッコリと笑いかける。
『名はと言います!!!西にある町ともいかない小さな里に暮らしておりました!』
ハキハキ話す。
ジャー「なッ!!!」
シン「そうかそうか…その里の名前は?」
ウンウンと頷くと次の質問をする。
『……迷彩の里です。』
少し迷いを見せたがシンドバットを見て答える
ジャー「迷彩…敵の目を欺くためのカモフラージュを意味する言葉ですね。」
シン「ふむ。誰の依頼かは分かるか?」
『申し訳ございません。長から命を賜りましたが依頼主は長しか知らないのです。』
しょぼんっと頭を下げる。
シン「あぁ、いいんだ。」
すまないな…と頭を撫でるシンドバット。
ジャー「暗殺失敗という事ですよね?これからどうするおつもりですか?」
『私はシンドバット様の剣(ツルギ)になりたく思います。』
下げてた頭を上げシンドバットを見る。
『ずっとお傍に置いてください。』
1歩下がるとシンドバットに頭を下げる。
シン「あぁ、喜んで…俺の傍に居てくれ。」
遠くなった距離を埋めを抱きしめる。
『あぁ、シンドバット様……』
トロンとした瞳でシンドバットを見つめる。
ジャー「これは放っといても良さそうですね。」
はァ…とため息を吐くジャーファル