第5章 滅んだ民の生きる場所 シンドバット [完]
次第に煙が晴れていく______
『極大魔法…雷光水華(バララークサムマージ)!!』
煙が晴れると同時には極大魔法を繰り出した。
シン「ッ!!雷光滅剣(バララークインケラードサイカ)!」
一瞬遅れながらも極大魔法を繰り出した。
それは巨大な爆発をもたらした。
ズゥウーーーーーン______
『____ッ!!!きゃッ……』
耐えきれぬ突風に地へ壁に激突し地へ落ちていく。
シン「クッ……」
シンドバットもバランスを崩し地へ落ちる。
ぱらぱら_____
煙が晴れぬなか起き上がりシンドバットは当たりを見渡す。
舞台の端に倒れたまま動かないを辛うじて見つける。
慌てて駆け寄り起きる気配のない彼女の上半身を抱き上げる。
シン「頭から血が出ているな…ジャーファルいるか!?」
シンドバットはジャーファルを呼ぶ。
ジャー「シンッ!!!かなりの爆発でしたがお怪我はありませんか!?」
声を頼りにシンドバットの元へ行くジャーファル。
シン「あぁ、俺はない。だが、彼女がッ!」
今だ止まらない頭の出血を手で止血していたシンドバット。
ジャー「シン…これを!」
ジャーファルが布を一枚渡す。
シン「あぁ、助かるジャーファル。」
すぐ様布で止血するシンドバット。
ぱらぱらと崩れる競技場
シン「競技場の人達は?」
当たりを見渡すシンドバット。
ジャー「極大魔法を恐れ逃げたのが殆どです。怪我は彼女だけですね…」
ジャーファルはを見つめる。
ジャー「彼女は無敗の女王らしいです。名は確かと…」
密かに情報を得ていたジャーファルは持てる情報を渡す。
シン「か…」
ひとまず此処を離れよう…と言うとを姫抱きにする。
「人の奴隷を何処に連れて行くのかしらぁ?」
二人は声のする方を見ると一人の女性が立っていた。