第5章 滅んだ民の生きる場所 シンドバット [完]
『何故本気を出さない?そんなんじゃ私に勝てない。』
シンドバットを見下ろし言葉を発する。
シン「ジンを宿してない君とやり合うのは気が引けてね…」
苦笑いするシンドバット。
『そうか、なら…我が身宿れ!!ブエル!!!』
迷宮アイテムを解き。
八芒星が刻まれてる指輪を光らせる。
紅玉の様な二足の人魚のような足ほぼ全身を纏う鱗のような肌。
天女の羽衣を身に宿し頭には白いヴェール上半身白い貝の胸当て、腰布の下半身。
ヤムライハの胸当てに紅玉の魔装の姿を足したような感じであった。
「が魔装をしたぞ!」
「これは凄い試合になるに違いないッ…」
「おいッ誰か賭けないか!?」
その声を初めとし、俺は男に。俺はに。とどんどん声は膨れて行った。
ジャー「そんなに凄いことなんですか?彼女の魔装は…」
ジャーファルは近くに居た男に話しかける。
「あぁ、は望んでここに入ったからな!!魔装を見るのは今日が初めてだ!!」
今までずっと迷宮アイテムで勝って来た無敗の女だよ!と興奮気味に話す男。
ジャー「望んでここに……一体なぜ…」
ジャーファルはを見る。
シン「美しい姿だ……まるで地に降り立った人魚姫の様だ。」
シンは地に居たのを上空へと飛び上がった。
シン「だが、能力は水なんじゃないのかな?今の俺の能力は雷勝てるかな…?」
腕を組みながら話すシンドバット。
『残念だな…私の魔装は雷魚が如し…水も使えば、雷も使える!!!
雷光螺旋(バララークシェイキング)!!!』
螺旋を型どった雷が放たれる。
シン「雷光剣(バララーク・サイカ)」
天空へ剣を上げ雷を取り込んで放つ、雷撃を纏った剣での一太刀が放たれの雷光螺旋とぶつかり爆発する。
ドオォォォォォォォォォォン______
あたりは暴風と煙が立ち込める。
『クッ……』
暴風から顔を守る為片腕を顔の前に出す
シン「これだとあたりが見えんな…」
前に腕を組みながら立ち込める暴風と煙に困り果てていた。
ジャー「シンと攻撃が互角だなんて…」
ジャーファルは暴風に顔を歪めながらも二人を見届けていた。