第5章 滅んだ民の生きる場所 シンドバット [完]
『準備は整っているか?整ってるならあそこで勝負だ。』
勝負台を指さす
シン「あぁ、俺は大丈夫だ!」
と二人で勝負台に上がる。
審判「お互い構え!!」
シンドバットは剣を抜いた。
は身構えず棒立ち状態。
シン「構えないのか?我が身に宿れバアル
雷光(バララーク)!!」
天に剣を上げの雷を取り込んで放つ、雷撃を纏った剣での一太刀を繰り出す。
『黒靴(ダークブーツ)』
足の金の輪っかが光り膝かぶまて覆って行く
飛び上がり雷光を避ける。
シン「迷宮アイテムかッ!」
飛び上がったを見上げるシンドバット
『私は迷宮攻略者。そっちも迷宮攻略者。面白い戦いになりそうだ。』
シン「迷宮攻略者なら、ジンを宿してるはずだ!何故ジンを使わない?」
今だ地上からシンドバットを見下ろす。
『無駄な魔力は使わない。黒靴(ダークブーツ)で十分勝てる。』
無表情に答える。
シン「ジンを使わずにして俺に勝つか…」
面白い。とシンドバットは笑う。
『演舞"切風"』
蹴りの風圧で起こす竜巻のような攻撃を繰り出す。
シン「クッ……」
風圧の威力に顔の前で両腕をクロスする。
『攻撃してこないのか?』
ジンを宿してるなら空中戦も可能なはずだ…とシンドバットに言う。
シン「空中で君と踊るのも悪くないな…」
シンの足は地を離れの所まで飛ぶ。
シン「雷光剣(バララーク・サイカ)」
天に剣を上げの雷を取り込んで放つ、雷撃を纏った剣での一太刀を放つ。
『___ッ!!!』
空を蹴り寸前で避ける。
『(さっきより威力が上がった?)まだまだッ!!!』
グンッ素早くとシンドバットに近づく。
『演舞!黒雫ッ!!!』
シンドバットを更に上に蹴り上げ、地面へと突き落とす。
ジャー「シン!!」
ジャーファルは思わずシンドバットの名を呼ぶ。
シン「いてててッ」
頭や腰を摩るシンドバット。
シン「魔装してなかったらやばかったな…」
自分を地面へと突き落としたを見る。