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【マギ】短編集 中編集 の予定。

第5章 滅んだ民の生きる場所 シンドバット [完]



______競技場

「たぁあああああ!!」

剣を持った男が構えもしない女性に向かって行く。

女性は怯むことなく篭手で剣を受け止める。

すかさず男の鳩尾に拳を打ち込む。

「かはっ」

男は倒れたまま動かなくなった。

審判「勝負あり!!勝者!!」


『つまらん…もっと骨のあるやつは居ないのか…』

勝負台を降りて歩き出す。

傍に置いてあったジュースを飲む。



ざわざわざわ___


『んっ?』

コップを置き騒ぎの方へと歩いていく。



「帰れ帰れ!!」


「こんなとこオウサマが来るとこじゃねーよ!」


男共は出入り口を塞いでいた?



『何事だ……揉め事は禁止のはずだろう…』

どけ、一言で男共は道を譲る。



『ウチの客が迷惑をかけた。』

シンドバットとジャーファルを見て謝る。


シン「君は……?」



『私はここの闘剣士…奴隷だ。』


シン「君のような女性が…」


何故…と言いたげにをみる。



『小さい頃からターニャさまに仕えてる。ここに居る。帰る場所もとうに無い。』


少し寂しそうに言う。

シン「そうか…」

『所で手合わせに来たのか?それとも賭けに来たのか?』


無表情ではあるが可愛らしく首を傾げる



シン「あぁ、ここに居る一番強い奴と手合わせ願いたい。」

ハッキリそう言うシンドバット

ジャー「シン何言ってるんですか!?」

慌てるジャーファル

『ここのルールは?』

シン「知らないんだ!教えてくれるかい?」

ハハッと笑って答えるシンドバット。

『武器に規制はない。金属器でも、迷宮アイテムでも好きに使える。』

「なるほど!それは助かるな!」

うんうん!と話を聞くシンドバット。


『ただし、負けたら奴隷…勝ったら当主からなんでも褒美が一つ』


いいな…とシンドバットを見る。


シン「分かった。」

真面目に深く頷く
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