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【マギ】短編集 中編集 の予定。

第4章 皇女と覇王 [完]


_____国王部屋


『本当はお認めでは無いのはないか?父様よ……』

腕を組みながら話す。

牡丹「許すわけあるまい…我が愛し花娘を穢したのだ。」

強い眼差しで見る牡丹。

『殺すつもりか……』

負けじと睨みつける。

牡丹「明日の朝食にでも毒を盛るつもりだ。」

『花娘が恋に落ちるといつもそうじゃな?』

牡丹「我が愛し花娘はわしのものじゃ。」

『私達は父様の所有物ではないぞ!』

牡丹「花はいろんな種類を束にして飾るもの何が悪い。」

『私はこの国出る。シンと共に!』

牡丹「骸と共に逃亡か?」

『骸ではないぞ。私がそうさせないはしないからじゃ』

牡丹「わしの茨の兵を跳ね除けて行くと?」

『そう言っているのじゃ。霞草!いるか!?』

霞「ここに……」

『例の物と準備は整ったか?』

霞「既にここに。」
そこにはシーツ一枚と白い布一切れがあった。

は白い布一枚取ると……

『囲め霞草。』

シーツでを囲んだ。

牡丹「布一枚で一体なにを…」

その言葉と共にから声が上がった。

『もう良い霞草。』

シーツ捲られそこには白い布一枚と八芒星のネックレスだけ纏っただった。

足物とには元はの着ていたクロッカスをイメージした服が散らばっていた。

『父様の花束にはもう居られないのじゃ。』

牡丹「な、何を……」

『霞草あとは話の通りに実行じゃ、良いな?』

霞「はい、あの方達はおまかせ下さいませ。」

霞草はその場を後にする。

『我が身に宿れクロケル』
ネックレスに触れると静かに呟く。

白い天使のような衣装に翼がはえたの姿。

『父様はこの姿を見るのは初めてじゃな?これが魔装じゃ。
私は本気じゃ!お遊びではないぞ!!』



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