第4章 皇女と覇王 [完]
『父様…もうよいじゃろ…?』
牡丹「そこまで見せられては何も言えんわい!!」
席をたち部屋出ていく牡丹。
シン「ありがとうございます国王様。」
扉の奥へ消えてく牡丹に頭を下げるシンドバット
ジャー「帰ってからの仕事が増えますよ?シン」
ニッコリ笑いかけるジャーファル。
シン「宴の用意だな!」
うんうん!と頷くシンドバット。
ジャー「違います!まだ同盟からではない国から嫁を娶るということは…」
『他の国から見たら政略結婚と捉えられる可能が高い…』
そうじゃろ?とジャーファルを見る。
ジャー「そうです!姫様の方が分かってらっしゃいますのが…」
頭を抱えるジャーファル。
シン「政略結婚じゃない!!お互いの意思があっての結婚だ!」
そうだ!今から同盟を…とシンドバットがソワソワし出す。
ジャー「無駄ですね…」
『とりあえず父様のところへ行くのじゃ。この時間ならまだ、国王用の部屋にいるはずじゃ…』
はシンドバットの手を引き部屋出ていく。それに続くジャーファル。
_____国王部屋
コンコンッ_____
牡丹「入れ____クロッカス」
『良く私だと分かったのぅ?それにクロッカスではないじゃ。』
話があるのじゃ、と机の前まで行く。
牡丹「ワシにはない…」
話をしたがらない牡丹。
_____廊下では……
シン「一人で行かせて大丈夫か?」
俺も言った方が……扉に手をかけるシンドバット
ジャー「なりません。にここで待ってるように言われたでしょう?」
扉に手かけるシンドバット手を叩き落とす。
シン「だがな、ジャーファル……策があるって言っても一体何が…」
飛び出すに耳をすます二人。