第3章 最高の魔導士 シンドバット [完]
『でも、怒っていた』
力を持ちすぎたから…と俯く。
シン「俯くな。力を持ちすぎていてもコントロールは出来るそうだろう?」
両手で顔を掴み上を向かせ目を合わせる
『コントロールは出来る。』
シン「なら、大丈夫じゃないか!」
ニッコリ笑っての頭を撫でる。
シン「食事にしよう…お腹減らないか?」
俺は減ったぞ?今にも腹が鳴りそうだと笑いながら手を差し伸べる
『うん、ペコペコだよ。』
差し伸べられた手を取り立ち上がる
『あ、杖…』
腰にない杖を探していてる
シン「俺が君から取り上げたのを忘れたのか?」
高い位置で20cm程の杖を持ってるシンドバット
『ん!』
取れないと分かっているのでくれと手を差し伸べる
シン「食客になるか?ここに留まるか?」
それ次第だな…?と杖を横に揺らすシンドバット
『なる。留まるから!』
かえしてと声が小さくなる
シン「次元をかける力を使わないって約束出来るか?」
揺らす手を止め真剣な声と目で話すシンドバット
『つ……かわない!』
悩みながらも誓う
シン「わかった。約束だぞ?」
杖をに返すシンドバット。
ジャー「じゃあ、行きましょうか?」
マスルールとジャーファルが扉をあけ待っていた。
_____食堂
シン「パパゴレッヤやパパゴラス鳥の丸焼き、魚も美味いぞ!」
パパゴラス鳥とパパゴレッヤはウチの名産なんだ!
と言いながら皿にどんどん盛り付けていく。
『シン待って!そんなに食べれないぞ!』
どんどん盛り付けていくシンドバットを止める
シン「持ち上げた時すごく軽かったぞ?ちゃんと食べてるのか?」
それに話し方最初に戻ったな!と笑いながら話し盛り付けた皿を渡すシンドバット。
『は、話し方は気を抜くとあぁなるんだ!女々しいと狙われやすい!だから、この口調なんだ!』
寝起きはダメなんだ…と皿を受け取りながら顔を赤める。
ジャー「ここなら誰も狙いません。安心していいんですよ?」
と言いながらコーヒーを嗜んでいるジャーファル
マス「結界もありますから大丈夫ッス」
パパゴラス鳥の丸焼きを食べてるマスルールが言う。