第3章 最高の魔導士 シンドバット [完]
シン「時をさ迷う?」
シンドバットの頭には???が浮かぶ。
『あぁ、んー…少し先の時から来た。と言えば分かるかな?』
またも頬を掻きながら苦笑いする
シン「少し先の時…未来から来た…と捉えても?」
シンドバットの言葉に苦笑いをやめ静かに頷いた。
ジャー「未来から…一体どうして……」
『力を持ちすぎた魔導士を狩るっていう魔導士狩りが起きたのさ…
だから魔導士は次元をかける…逃げてきたのさ。』
真剣な声で話してはいるが力ない笑い方をして"弱み"をみせていた
シン「なるほど。シンドリアに来ないか?」
ジャー「シン!」
シン「ジャーファル俺はに帰るところを渡したいんだ。」
ヤム「危険です!!!そもそも、次元をかけるなんてそんな事したら魔力が尽きるわ!!!」
そんな事したら生きてるはずがないッ!!!とヤムライハはを睨みつける。
『ーー…………どうやら此処もダメみたいだな』
ヤムライハの視線を受けて力なく杖を取り出す
シン「!待ってくれ!!」
シンドバットはから杖を取り上げる
『?!返してくれ!』
シンドバットから杖を取り返そうとする……
が身長差がありすぎてシンドバットの手首にすら指先が届かない。
シン「俺は君を受け入れたい!!
1度シンドリアで話し合いをしよう!!」
頼む!と杖を持った腕を上げながら言う
『だがッ!!』
はヤムライハを見る。
ヤムライハの目つきは変わらない。
『シン!ここも無理なんだ!杖を返してくれ!!』
ヤムライハの目から逃げるようにシンドバットの胸に手を付き顔をうめる。
シン「ヤムライハ!!そんな目で見るんじゃない!君と同じ魔導士なんだぞ!」
杖を持ってない方の腕でを抱きしめる。
その肩は震えていた…