第19章 神隠し シンドバット [完]
『あなたどうして人間を食べるの?』
は剣を構えながら言う。
人間ウマイ…トクニ、オンナと、ガキハトクニウマイ____
ガキハ涙ガイイ塩気二ナッテウマイ_____
オンナハ孕ンデルトキガイチバンウマイ_____
『なるほど…ね。』
怒っているのか剣を掴む手に力が入る。
オナカスイターーーーー!!
と言いながら暴れ出す迷宮生物。
『ッ!!!』
それを交わしながら攻撃の時を見計らう。
『神隠しとは名前負けこんな外道が神ならばこの世に未練はありゃしない…いざ妖々と参ります!!!』
は迷宮生物に駆けていく。
『ハァッ!』
迷宮生物に切り掛る。
ざくっ_____
イタイッ……イタイッ……
コノ……ヤサシクシテヤッタノニーーー!!!
迷宮生物はさらに暴れだす。
『クッ……(強い…)』
オナカスイタ……モウガマンデキナイ…
「きゃあッ」
迷宮生物を連れ出した女を掴む。
ツカエルオンナダッタガモウイイ…
口を開き食べようとする迷宮生物。
シン「なッ!?」
戦っていたシンドバットは驚き声を出す。
『ッ!!!』
は迷宮生物に向けて走り出す。
迷宮生物の頭に駆け上がり剣を振り上げる。
『女がもう一人いること、忘れないで…』
振り上げた剣を思いっきり頭に突き刺す。
ウワァアアアアアアーー!!!
その叫び声とともに迷宮生物は消えた。
ドサッ_____
女は迷宮生物が消えたことにより地面に落ちた。
「あの子がッ……」
迷宮生物が消えショックを受ける女。
『食べられそうになっていたのよ…?』
女に近寄っていく。
「あの子に食べられるなら本望だったわ!!!」
涙ながらにそう言う女。
『暴走を止めるにはあの方法しがなかったわ…』
女の肩に手を置く。
パァン_____
女はの手を払った。
『ッ!!!』
シン「ッ!!!」
シンドバットはに駆け寄る。