第19章 神隠し シンドバット [完]
シン「街の女子供が神隠し?」
『それってホントに?ジャーファル?』
ジャー「えぇ、聞いた話では嘘の情報ではなさそうです。」
『女子供だけを狙う盗賊とか、じゃなくて?』
ジャー「わかりません。ただ、盗賊の可能性は極めて低いとしか…
消えた子は誰かに呼ばれてるみたいだったって言うことしか…」
『そう……』
シン「じゃあ、調査が必要だな!」
『そうね、その方がいいわね。調査には私が出向きます。』
シン「待ってくれ、危険じゃないか?」
『シャルルカンのお墨付きを頂いたこの剣の腕前になにか文句でも?』
シン「あ、あぁ…いや、そんなことは。」
の睨みにシンドバットは怯む。
『私が出向きます。場所の特定は済んでいますか?』
立ち上がってジャーファルを見る。
ジャー「東の森だそうです。お一人で行かれるのですか?」
シン「俺も行く!俺の妻になにかあったらどーするんだ!」
『男がいたら誘われないかもしれないじゃない…』
シン「誘われるって…」
シンドバットは顔を青くする。
ジャー「お一人では確かに危険です。」
『そう?…じゃ、シンお願いできる?』
横にいるシンドバットに声かける
シン「あぁ、任せてくれ!!」
シャキッと立ち上がって傍によるシンドバット。
『では、今から東の森に行きます。』
ジャーファルにそう伝える。
ジャー「お気をつけて…」
『えぇ、ありがとうジャーファル。』
ジャー「シン、任せましたよ…」
シン「あぁ、任せてくれ。」