第17章 私を助けて… シンンドバット [完]
ジャー「誘拐した子供をそのまま出演させる輪(サーカス)にはその様な楽しみ方もあるのですね。」
ジャー「どうされますか?シン?」
「ご、ごめん。これ気に入らなかった?!直ぐに片付けて!」
シン「もういい!!」
ガタン_____
とシンドバットが立ち上がる。
シンドバットはに近づいていく。
シン「もう、大丈夫だ。」
シンドバットはを抱きしめる。
シン「ジャーファル…」
ジャー「低俗で醜悪で変態な最低のゲスはこの私が始末しましょう」
ジャーファルが縄鏢を構えながら近寄っていく。
ドシャ_____
血塗れの縄鏢を持ちジャーファルがシンドバット近寄っていく。
ジャー「終わりましたよ?」
シン「任せて済まないな。」
ジャー「それよりも彼女は…」
シン「さっきから震えが止まらない。余程怖かったんだろう…」
ジャー「これからどうするおつもりですか?」
シン「まだ、生きてる子を親元へ返す。」
ジャー「分かりました。手配します。」
シン「と言ったね…両親は…?」
首を振る。
『連れ去られる時に…』
シン「両親は殺されてるのか…」
シンドバットはふむ。考える。
シン「ジャーファル。この子は王宮で面倒見よう。」
ジャー「食客ということですか?」
シン「そう言う仮定にしておこう。」
ジャー「分かりました。」
ジャー「シン、とりあえず兵を呼び子供達の回収を…彼女はシンが連れてきてください。」
ジャーファルはそう言うと城を出る。
シンドバットはを姫抱きにすると後に続く。