第16章 記憶がなくても… シンドバット [完]
シン「ーーーーー!!!」
直ぐに体勢を整えに手を伸ばす。
シンドバットの身体も宙に浮きの手を掴み崖に生えてた木に掴まるが下は崖底。
シン「クッ……ッッ!!!」
『シ…シン。』
シン「待っていろ…!今引き上げるからな。(この体勢じゃ金属器も使えないッ)クッ……ッッ!!!」
『ハッ!(駄目。枝が枝が折れてしまう…このままだと二人とも…)』
は簪を髪から引き抜いた。
『(ごめんなさい、シン。私の分まで長生きしてね……)』
は簪を握り構える。
シン「ッ!?」
『バイバイ…。』
ざぐッ_____
は簪の鋭利な部分をシンドバットの手の甲に刺した。
シン「馬鹿ッ……!!!」
シンドバットは痛みで手が緩む
が直ぐに力強く握りしめた。
『(どうして…どうしてシン!!!なんで手を離さないのッ!!!このままだったら二人とも死んでしまうじゃないの…手ェ離して…)』
の瞳には涙が溜まる。
シン「ッッ!!!動くなよ!動いたら許さないぞ、馬鹿ッ!!!
(頼む、反応してくれ)フォカロルッ!!!」
バキッ_____
枝が折れてしまう音と共にシンドバットの、フォカロルが宿る。
シン「ッ!!!ふぅ……!!!(ギリッギリセーフだな!)」
の手を引き上げお姫様抱っこする。
『シ……シン。(フォカロルが…)』
シン「何処も怪我はないな?。」
『な、なまえ……呼んでッ』
は涙を流す。
シン「あぁ、記憶が戻った。すまなかった。」
をギュッと抱きしめるシンドバット。
『シンッ……シンッ……シンッ!!!』
シンドバットの背中に手を回し泣きじゃくるを強く抱きしめながら地に降り立つ。
シン「もう泣くな、。」
『だって…だって。』
シン「もう、大丈夫だから…」
額と額をくっつけ言うシンドバット。