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【マギ】短編集 中編集 の予定。

第15章 愛し君に… シンドバッド [完]




コンコン_____


シャル「王サマ、この書類なんですけど…」


タイミング悪くシャルルカンが入ってきた。


は目の色を変えシャルルカンへと歩み寄る。



『シャル兄…シャル兄はの事好き?』


シャルルカンの袖を掴み足に尻尾を絡める。


シャル「ん?好きだけどどうした?」

シャルルカンはの目線へとしゃがむ。
シャルルカンがしゃがんだので足の尻尾は離された。


『シャル兄の好きはをお嫁さんにしたいの好き?』

尻尾でシャルルカンの顎を撫でる


シャル「くすぐってぇな…はお嫁さんになりたいのか?」

顎を尻尾で撫でられたのがくすぐったかったのは笑うシャルルカン。


『うん。なりたいよ?十歳になったから結婚して番になれるの!』


シャル「へぇ…そうなのか…結婚して番になるならもうちょいと歳の近いやつの方がいいんじゃねぇか?」


『歳なんて関係ないよ!好きなったら結婚して番になるの!』

嬉しそうに尻尾を振る。


シャル「そうか…んー、そうだな。」

シャルルカンはチラリと王サマを見る。


『シャル兄はと番になってくれる?』


の尻尾がくねくねと動いている。


シャル「の好きは俺を番にしたい好きなのか?」

シャルルカンは逆に聞き返していた。


『え?』


シャル「違うだろ?どっちかって言うと兄妹の好きの方が近いんじゃないか?」


『…………うん。』

耳が垂れ尻尾もタランと垂れた。


シャル「マスルールもヒナホホさんもドラコーンさんもスパルトスも違ぇだろ?」

アラジンやアリババもそうだろ?と付け加える。


『……うん。』

完全に落ち込む。


シャル「なにも急ぐことはねぇよ!自然と惹かれ合うもんだ…」

の頭を撫でながら優しく言うとを抱き上げシンドバットの元へと向かう


シャル「王サマ、これ、書類です。」

近くの机に書類を置くシャルルカン。
シンドバットの近くにを降ろす。


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