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【マギ】短編集 中編集 の予定。

第15章 愛し君に… シンドバッド [完]




『じゃあ。見に行くだけ。』


まだ、なるとは言ってないと言いながら耳を隠す。


シン「決まりだな。」


三人は立ち上がって廃墟を出た。




ジャー「いつからシンドリア王国にいるんですか?」


シンドバットの袖を握りしめ離さないに問いかけるジャーファル。


『ちょっと前から…商船で来た。』



はジャーファルを見上げ言う



シン「ご飯はどうしてたんだ?」


『……猫に化ける。』

はシンドバットにしゃがんでもらい耳元でそう言う。



『猫に化けたら子猫になるからミルク貰える。』


コソコソと耳元で話すが分かった?と言わんばかりに首を傾げる。


シン「なるほどな。」


シンドバットは立ち上がって言う。
はすぐ様袖を握りしめツンツンと引っ張る


シン「ん?どうした?」


『まだ名前聞いてない…』


ギュッと袖を握りしめる。


シン「そうだったな!俺はシンドバット!こっちが…」


ジャー「ジャーファルです。」


『シンドバット、ジャーファル。』


噛み締めるように言う。


シン「俺の事はシンでいいぞ!」


『シン?』



は首を傾げる。



シン「親しい人にはそう呼んでもらいたいんだ!」


『"親しい人"!!』

キラキラと目を輝かせる。


シン「ハハッ!!!」


嬉しそうな反応に思わず笑うシンドバット。



『シン、シンはどこに住んでるの?』


嬉しそうに袖を引く。



シン「あそこだ!」


王宮を指さすシンドバット。


『あそこって……』


はシンドバットの袖を離し立ち止まる。



『シンはを王様の手みあげにするの?』


俯くのその肩は震えている。


シン「ッ!!!いや、そうじゃないんだ!ってあれ?知らないの?シンドバット冒険とか読んだことないか?七海の覇王とか…」


明らかに泣いてるであろうにあたふたと説明するシンドバット。


ジャー「ハァー、。シンドリア王国の王様の名前は知ってますか?」


ジャーファルは目線にしゃがみ込み問いかける。


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