第12章 宝石の魔女 シンドバッド [完]
港_____
シン「ここに俺の船があるんだ!」
『大きな港ね…』
辺りを見渡す。
ジャー「シン!こんな所にいましたか!」
探しましたよ…と白髪の男と赤い髪の男が近寄ってくる。
シン「ハハッ!!すまんすまん!ちょっと色々あってな。」
ジャー「色々あって…って」
泥等で汚れてるシンドバットを見たあと後ろのへと目をやる。
ジャー「彼女は?」
シン「あぁ、彼女は。有能な魔法使いさ。」
国に来てもらうことになった。とシンドバットはジャーファルに告げる。
ジャー「新たな食客ということですね。」
あなたって人は…と呆れたのか肩を落とすジャーファル。
赤髪の男か前に出てくる。
マス「マスルールっス。よろしくっス。」
そう言うと手を差し出した。
『よ。よろしくね。』
手を握り握手する二人。
ジャー「私はジャーファルです。よろしくお願いします。」
ジャーファルも手を差し伸べ言う。
『よ。よろしくね?』
ジャー「お二人はどのようにして出会ったんですか?」
シン「うっ!えっとだな…」
シンドバットは言いずらそうに視線を逸らす。
『たまたま町で出会って、ちょっと揉め事に巻き込んじゃったのよ。』
の額に傷があり、二人とも泥や土埃だらけなのを見るジャーファル。
ジャー「なるほど…」
ジャーファルは頷き納得する。
マス「とりあえず、着替えと怪我の手当てをした方がいいっスね。」
ジャー「そうですね…とりあえず船へ。」
そう言うと二人は船へと向かい歩いていく。
シン「……」
『ちょっと変えたけど事実だし、あぁ言った方が良かったでしょ?ジャーファルさん?怒るとちょっと怖そうだし…』
ジャーファル達を追いながらそう会話する二人。