第11章 水氷の姉妹 シンドバット [完]
『すごいッすごいッ!!!私姉様以外とこんなに戦うの初めて!!!』
手を持つ扇を撫で言う。
シン「それは何より!だがまだ本気を出せるはずだ。」
『これ以上は紅玉姉様としかやった事がありませんわ…』
シン「大丈夫、私が全て受け止めて差し上げましょう。」
『わかりましたわ…受け止めて下さいませ。
氷神の刃(アスフィリア)!!』
鋭利な氷の塊が槍の形に集合しはそれに乗り勢い良くシンドバットへと向かう。
シン「雷光剣(バララーク・サイカ)」
シンドバットは天空の雷を取り込んで放つ、雷撃を纏った剣での一太刀を放つとの氷神の刃(アスフィリア)は粉々に崩れた。
『私ッ!まだまだ戦えましてよッ!!!』
扇を撫ぜ言う
シン「姫、極大魔法は使えますか?」
『習得済みですわ!』
シン「なら、お見せ下さい。あなたの極大魔法をッ!」
『でも、こんな所では…』
は下を見る。
シン「貴女の姉上の極大を受け止めた私が受け止めきれないと?」
片方の唇を上げるとそう言う。
『ふふっ…良くってよ……
慈愛と清廉の精霊よ……汝が王に力を集わせ、地を震わす雹華を落とさんこと「雹華開花」アスフィル・ザランカ!!』
の後ろには大きな氷の花が咲き扇を振り下ろすとそれがシンドバットへと落ちていく。
シン「雷光滅剣(バララークインケラードサイカ)」
シンドバットはそれを静かに見定め剣に集めた雷の力を一気に解き放つ。
『嘘ッ!!!……キャッ!!!』
の極大魔法は粉々になり、シンドバットの極大魔法の残りがに襲う。
シン「しまッ…」
『んくくッ…!!!』
精一杯で雷を押し戻そうとする。
『これ以上はッ無ッ理…ですわ……』
魔力切れで気絶したの魔装が解け気下には落ちていく…
それをシンドバットが寸前で受け止めた。
シン「ふぅ…」
シンドバットは紅玉とジャーファルの元へ降りていく。