第11章 水氷の姉妹 シンドバット [完]
城_____
シン「姫には八人将を紹介しましょう。
ジャーファル、マスルール、シャルルカン、ヤムライハ、ピスティ、ヒナホホ、ドラコーン、スパルトス。うちの八人の戦士達ですよ。」
八人将は呼ばれた順に頭を下げていく。
『練です。よろしくお願いします。』
深々と頭を下げる。
ジャー「何か困ったことがあれば気兼ねなく仰ってくださいね。」
『あ、ありがとうございます。ジャーファル様。』
袖で顔を隠しお礼を言う。
紅玉「しっかりなさいッ!迷宮攻略者になったのでしょう!?」
紅玉はの背中をパンッと叩く。
『きゃあッ!!!』
不意打ち過ぎたのかはその場に倒れ込む。
その際に持っていた扇子がシンドバットの足元へと飛んだ。
シン「これは…」
シンドバットは扇子の飾りについている八芒星を見る。
『紅玉姉様酷すぎますッ!!!』
起き上がり涙目で紅玉を見る。
紅玉「あなた、それでよく攻略出来たわねぇ…」
転んだを見下ろす紅玉。
『あッ……』
ずっと手元に持っていた扇子がない事に気がつく。
キョロキョロと周りを見渡す。
『どうしましょう…どうしましょう…』
周りを見てもなく立ち上がりウロウロとさ迷う。
シン「姫、姫。これをお探しですか?」
シンドバットは八芒星の刻まれた扇子を渡す。
『は、はい!そうです。ありがとうございますッ!!!』
受け取るとペコペコと頭を下げる。