第11章 水氷の姉妹 シンドバット [完]
港_____
ジャー「そろそろですね…」
シン「あぁ、そうだな。」
近づいていくる船を見る八人将とシンドバット。
やがて船は港へ着く。
紅玉「先日はどうも…また、お会いできてうれしいわ!シンドバット様。」
スタスタとシンドバットに近づいていく紅玉。
シン「陛下から話はうかがってる、歓迎するよ紅玉姫。」
紅玉「ありがとうございます!シンドバット様。」
二人は笑い合う。
シン「ところで、紅玉姫の後ろの貴人は……」
シンドバットは紅玉の後ろを見る。
紅玉「あぁ、あの子は…」
紅玉はに合図する。
『こっ、煌帝国第九皇女練です。』
声が裏返っても前に手を合わせ礼をする。
シン「紅玉姫の妹君か…
はじめまして、俺はシンドバットです。」
よろしくお願いいたします、姫。と手を差し伸べる。
『え、あの、よ、よろしくお願いいたします。』
顔を真っ赤にしシンドバットの手を取り握手する。
紅玉「その子は男の人に免疫がありませんの…」
大丈夫なのはお兄様くらいですわぁと紅玉が説明する。
シン「そうなのですか…滞在中に慣れて頂けたら嬉しく思います。」
ニッコリ笑いかけるシンドバット。
『あわわッ…はい、が、頑張ります。』
シンドバットの眩しい笑顔に目をまわす。
シン「では、城へ案内します。」
シンドバットはの手を離し城へと足を向ける。