第8章 六人目のマギ シンドリア [完]
____一年前。
ラピィス村
ユナン「こんな所にも村があるんだねぇ〜」
ユナンがひとつの村に入ってく。
そこは子供が豊かな村だった。
親も名前もない子供は皆"丁"と呼ばれていた。
召使いとして村で働いていた。
『あら、お客様。お客様だわ!』
。この時は"丁"はユナンに近づいていく。
ユナン「やぁ、僕はユナン。旅人さ。」
片手を上げながら挨拶するユナン。
『ユナンさんね!旅人さんはご宿泊かしら?』
ユナン「泊まれるのかい?」
『村長に会えば大丈夫よ!』
ユナンは"丁"のルフの流れがおかしい事に気づく。
ユナン「……君は、」
ユナンが"丁"に手を伸ばし頭に触る。
ユナン「変わったルフをしているね…マギかな。」
そう言うと頭を撫でる。
『ん?マギ?ユナンさんは何を言ってるの?』
私は"丁"よ。と言う。
ユナン「魔法は使える?杖は…持ってるかな?」
これが見える?と一度握った手のひらからルフ出す。
『使えないし、持ってないわ!でもその光る鳥ならずっと見えてるわ!』
ユナン「いいかい…君は特別な子なんだ。村長に会えるかな?お話があるんだ。」
真面目な顔でユナンが"丁"に言う。
『分かった!こっちよ!』
ユナンの手を引いて歩く"丁"
『村長ぉ?お客様ですー!お話があるそうなんです!』
ユナンの手を離し1つの家に入ってく。
『いいって!入りましょ?』
少しの間を置いて"丁"が手で来て再びユナンの手を引き家に入ってく。
村長「よく来たな。旅人のユナンと名乗るものよ。」
小さな老人がそこには居た。
ユナン「お邪魔させてもらってるよ。子供が豊かないい村だね。」
村長「子がよく働いてくれるから私ら年寄りは助かっておるよ」
ユナン「そうなんだね、この子は…特別な子なんだ。」
ユナンは"丁"を傍に呼ぶ。
ユナン「この子はマギ。時代の節目に現れてその時代の王を選定する魔法使いなんだ。」
真っ直ぐに村長を見て言うふと"丁"をみると頭を撫でる。