第8章 六人目のマギ シンドリア [完]
マス「大丈夫ッス」
『この気配ッ!!!』
は顔を青ざめる。
シン「?」
青ざめた顔をするの傍に行く。
『シン!シン!』
はシンドバットに抱きつき顔を埋める。
その肩は酷く震えていた。
シン「落ち着くんだ。一体誰が…」
ジュ「俺だぜ~?逃げたと思ったらこんな所にいたのかチビ!
せっかく遊んでやってたのに油断した所を風魔法で吹き飛ばすなんて驚いたぜ。」
浮遊しながら達の前に現れるジュダル。
シン「ジュダルッ!!!」
シンドバットの声は低くなる。
全員が戦闘体勢に入る。
ジュ「んな、怖い顔すんなよ…俺が用あんのはお前の腕の中にいるチビだぜ?おら、大人しく渡せ…」
掌を上に上げちょいちょいとする。
シン「に怪我をさせたのは…」
ジュ「俺だぜ?ちょこまかと動くから楽しくてな!」
嬉しそうに話すジュダル。
ジュ「おい、チビ?俺ともっかい遊ぼーぜ?」
『イヤ』
シンドバットの服に顔を埋めながら言う。
ジュ「……チッ。んなら、これならどーだよ?」
ジュダルは周りに氷の塊を複数作る。
『ヒッ……!!!』
辺りを見渡す。
シン「大丈夫だ…」
ジャーファル、シャルルカン、ヤムライハ、マスルールに目をやると四人は駆け出し降ってくる氷の塊を壊していく。