第14章 RED SPLASH.
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「まあまあ、いいんじゃない?
保健室には田村先生もいるし」
「そんな!?……はー、しょうがない」
どうやら安田は緩めな先生だったみたい。
光太郎が抜けると負ける、と言っていた
男の子はあからさまに機嫌悪そうにしてる。
「よっしゃ!まお行くぞ!立てる?」
「木兎ー、まおの事よろしくー」
「任せろって!」
手を引かれて、保健室へ向かう。
その間は静寂。
気まずい、とはまた違う感じ。
コレが噂の安心ってやつか?
「……まお、保健室行ったら俺の
ジャージ着ていいからなー!鼻血やばいし!」
「ん〜そうする…ありがと」
「全然!むしろ意外なところ見れてラッキー!
授業、彼女と抜けるとかちょっとロマンス感じない?」
「それは分からない」
「まおさんそこは乗ってきて!」
そんな話をしていたらあっという間に
保健室に着いてしまった。
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